ミクシィ(mixi)(2121)の配当金診断。高利回りだが高い配当性向で推移

勝手に配当金診断!

今回はSNSのmixiを運営、スマホゲームの「モンスターストライク」が収益柱のミクシィ(2121)の配当金の推移と今後の配当について考えてみました。

ミクシィの配当金狙い総合判定結果

配当狙いとしてのミクシィ株:★★☆☆☆

高い年間配当利回りですが、利益が減少しており配当性向も高い推移です。DOEも目安にしていますが、このまま利益が増えなければ配当が減る可能性も想定されます。利益が戻ると考えるなら狙い目かもしれないです。

では詳しく見ていきましょう!

ミクシィの株価と財務の情報を確認

まずはミクシィの株価指標と財務状況を確認していきます。

ミクシィの株価指標確認

株価:2,792円

PER:27.1倍

PBR:1.13倍

時価総額:2,184億円

注:2023年6月14日のデータ

ミクシィの配当利回りと配当性向を確認

ミクシィの年間配当金は110円予定、株価は2,792円なので予想年間配当利回りは約3.9%です。

予想配当性向は約106%です。配当利回りは高いですが、予想配当性向はかなり高いですね。

ミクシィの財務状況の確認

自己資本比率:81.4%

ROE:2.9%

ROA:2.3%

指標は割安さがありますね、自己資本比率はかなり高いです。

ミクシィ(2121)とは

株式会社ミクシィはSNSのmixiを運営する企業です。2013年に開始したスマートフォン向けゲームの「モンスターストライク」が収益源です。

参照:ミクシィ|Wikipedia

ミクシィの配当金について確認

ミクシィの過去10年間の配当金推移を確認

ミクシィの配当金がどのように推移しているのか10年分をグラフにして見ました。

配当は2015年3月期、2016年3月期に大きく増配していますね。その後は減配して、ここ数年は配当を据え置きしているので中々厳しさも感じますね。

ミクシィの配当方針について

ミクシィの配当方針は「連結配当性向20%または株主資本配当率(DOE)5%を目安に配当を行うことを基本方針」としています。

DOEも目安に入れているのは安定配当という面で良さそうですが、ここ数年は配当性向が結構高く、このままだと減配する可能性もある気がします。

参照:株主還元|株式会社ミクシィ

ミクシィの配当権利日と支払い時期はいつ?

ミクシィは年2回 (中間・期末) の配当を実施してます。3月末が決算です。

中間配当の権利日:9月末
中間配当の支払日:12月頃

期末配当の権利日:3月末
期末配当の支払日:6月頃

ミクシィの利益と株価チャートの動きを確認

営業利益と当期純利益の推移

過去10年分のミクシィの営業利益と純利益のグラフを確認していきます。

2015年3月期、2016年3月期に利益が大きく増えてますね。配当にもしっかり還元して大きく増配しましたが、その後は結構厳しい利益ですね。2024年3月期の予想も結構厳しい感じですね。

株価チャートの動きを確認

ミクシィの10年間の株価チャートの動きです。

参照:SBI証券 ミクシィ株価チャートより

株価2,800円あたりは安めの位置ですね、昔がかなり高かったという風にも見えますが。利回りが高いですが、あくまでも「配当金が維持できれば」です。配当性向・利益の推移を見るとかなり狙いにくい感じもあります。

注:長期保有の配当金狙い投資としてのあくまでも個人的な感想です。投資の判断はくれぐれも個人の判断でお願いします