科研製薬(4521)の配当金診断。安定配当で高めの利回りだが利益が減少推移
勝手に配当金診断!
今回は製薬中堅で関節機能改善剤が主力の科研製薬(4521)の配当金の推移と今後の配当について考えてみました。
科研製薬の配当金狙い総合判定結果
配当狙いとしての科研製薬株:★★☆☆☆
年間配当利回りは高めですが、配当性向が高いです。利益が減少推移している点は心配なのでよく確認したいですが、株価は過去と比較すると安い位置でお得になりそうな感じもあります。
では詳しく見ていきましょう!
科研製薬の株価と財務の情報を確認
まずは科研製薬の株価指標と財務状況を確認していきます。
科研製薬の株価指標の確認
株価:3,944円
PER:26.7倍
PBR:1.04倍
時価総額:1,812億円
注:2024年7月8日のデータ
科研製薬の配当利回りと配当性向を確認
科研製薬の年間配当金は150円予定、株価は3,944円なので予想年間配当利回りは約3.8%です。
予想配当性向は約101%です。配当利回りは高めですが、配当性向が高いですね。
科研製薬の財務状況の確認
自己資本比率:83.8%
ROE:5.6%
ROA:4.7%
自己資本比率は高くて問題ないですね。
科研製薬(4521)とは
科研製薬株式会社とは日本の製薬会社です。関節機能改善剤や動脈硬化症治療薬が等が主力です。
科研製薬の配当金について確認
科研製薬の過去10年間の配当金推移を確認
科研製薬の配当金がどのように推移しているのか10年分をグラフにして見ました。
配当は据え置きが続いていますが減っていないのは良いですね。とはいえ、ベストは増えることなので、どこかで増えて欲しい感じもありますね。
科研製薬の配当方針について
科研製薬の配当方針は「株主還元とのバランスに配慮しながら、業績水準に応じた柔軟な配当政策」としています。
これまでの配当は安定しているので、安定配当に気を付けている印象を受けますが、業績が悪化した場合は減る可能性もありそうですね。
科研製薬の配当権利日と支払い時期はいつ?
科研製薬ホールディングスは年2回 (中間・期末) の配当を実施してます。3月末が決算です。
中間配当の権利日:9月末
中間配当の支払日:12月頃
期末配当の権利日:3月末
期末配当の支払日:6月頃
科研製薬の利益と株価チャートの動きを確認
営業利益と当期純利益の推移
過去10年分の科研製薬の営業利益と純利益のグラフを確認していきます。
利益が減少しているので気になる感じですね。2025年3月期の予想も厳しく、このままいくと配当に悪影響する可能性も考えられそうですね。
株価チャートの動きを確認
科研製薬の10年間の株価チャートの動きです。
株価3,900円あたりは過去の株価と比較すると安い位置ですね。利回りも高く狙えそうですが、利益が減少しているので判断が難しいですね。もちろん、利益が回復して配当が安定すればおいしくなる可能性もありそうです。
注:長期保有の配当金狙い投資としてのあくまでも個人的な感想です。投資の判断はくれぐれも個人の判断でお願いします