九電工(1959)の配当金診断。安定利益・安定配当だが利回りがやや物足りない
勝手に配当金診断!
今回は九州電力系の工事会社、九電工(1959)の配当金の推移と今後の配当について考えてみました。
九電工の配当金狙い総合判定結果
配当狙いとしての九電工株:★★★☆☆
年間配当利回りは平均より高いですが、やや物足りないです。配当推移、利益推移が安定しているので、株価が下落したときに警戒しながらですが狙いたいです。
では詳しく見ていきましょう!
九電工の株価と財務の情報を確認
まずは九電工の株価指標と財務状況を確認していきます。
九電工の株価指標の確認
株価:5,174円
PER:12.6倍
PBR:1.23倍
時価総額:3,667億円
注:2024年12月30日のデータ
九電工の配当利回りと配当性向を確認
九電工の年間配当金は130円予定、株価は5,174円なので予想年間配当利回りは約2.5%です。
予想配当性向は約32%です。配当利回りは平均より高いですが、やや物足りないです、配当性向は問題なさそうですね。
九電工の財務状況の確認
自己資本比率:63.9%
ROE:9.4%
ROA:6.0%
自己資本比率は問題なく、ROE、ROA共に高いですね。
九電工(1959)とは
九電工は電気設備工事を主な事業とする会社です。電気・管工事以外にも情報分野、リース業、保険業、ホテル・ゴルフ場経営などのグループ会社を立ち上げ経営多角化にも力をいれています。
九電工の配当金について確認
九電工の過去10年間の配当金推移を確認
九電工の配当金がどのように推移しているのか10年分をグラフにして見ました。
配当は急激に増えた後は100円で据え置きが続いていましたが、2023年3月期以降に増配していますね。今後も減配することなく増配するようだと狙いたいですね。
九電工の配当方針について
九電工の配当方針は「事業環境や業績、財務状況等を総合的に勘案し、連結配当性向25%を目安に、安定した配当を継続的に実施」としています。
目安となる配当性向は低めですね。
参照:株式基本情報|九電工
九電工の配当権利日と支払い時期はいつ?
九電工は年2回 (中間・期末) の配当を実施してます。3月末が決算ですね。
中間配当の権利日:9月末
中間配当の支払日:12月頃
期末配当の権利日:3月末
期末配当の支払日:6月頃
九電工の利益と株価チャートの動きを確認
営業利益と当期純利益の推移
過去10年分の九電工の営業利益と純利益のグラフを確認していきます。
ここ数年の利益は安定している感じですね。2025年3月期も良さそうで、今後の安定配当にも期待が持てそうですね。
株価チャートの動きを確認
九電工の10年間の株価チャートの動きです。
株価5,200円あたりは高めの位置ですね、利回り的にも少し様子を見たい感じがありますね。3,000円くらいまで下落したときは狙えそうですが、警戒しながら狙いたいですね。
注:長期保有の配当金狙い投資としてのあくまでも個人的な感想です。投資の判断はくれぐれも個人の判断でお願いします