日清紡ホールディングス(3105)の配当金診断。配当は安定だが利益は不安定

勝手に配当金診断!

今回は綿紡老舗から事業転換している日清紡ホールディングス(3105)の配当金の推移と今後の配当について考えてみました。

日清紡ホールディングスの配当金狙い総合判定結果

配当狙いとしての日清紡ホールディングス株:★★★☆☆

年間配当利回りは高めで、これまでの配当推移は安定しています。しかし、利益が不安定な推移なので慎重にみながら行きたいです。

では詳しく見ていきましょう!

日清紡の株価指標と財務状況の確認

まずは日清紡の株価指標と財務状況の確認です。

日清紡の株価指標を確認

株価:1,216円

PER:10.1倍

PBR:0.76倍

時価総額:2,057億円

注:2024年3月8日のデータ

日清紡の配当利回りと配当性向を確認

日清紡の年間配当金は36円予定。株価は1,216円なので年間配当利回りは約3%です。

予想配当性向は約30%です。利回りは高めで、予想配当性向は問題なさそうですね。

日清紡の財務状況を確認

自己資本比率:37.3%

ROE:—

ROA:—

指標は割安ですね。自己資本比率は大きくは問題ないですね。

日清紡ホールディングス(3105)とは

日清紡ホールディングスは綿紡績からはじまりましたが、現在はエレクトロニクス事業や自動車用ブレーキ摩擦材事業が収益源です。2000年代以降はM&Aによる事業再編・企業規模拡大を進めています。

参照:日清紡ホールディングス|Wikipedia

日清紡の配当金について確認

日清紡の過去10年分の配当金推移を確認

過去10年間の日清紡の配当金の推移を確認していきます。

配当は据え置きが続いていましたが、2022年12月期は久しぶりの増配で2023年12月期も増配していますね。減配していないのは良いですね。

日清紡の配当方針について

日清紡の配当方針は「連結配当性向30%程度を目安に、安定的かつ継続的な配当を行う方針」としています。

配当性向目安を出していますが、これまでの配当推移を見ると安定に気を付けている印象を受けますね。

日清紡の配当権利日と支払い時期はいつ?

日清紡は年2回 (中間・期末) の配当を実施してます。12月末が決算ですね

中間配当の権利日:6月末
中間配当の支払日:9月頃

期末配当の権利日:12月末
期末配当の支払日:3月頃

日清紡の利益と株価チャートの動きを確認

営業利益と当期純利益の推移グラフ

日清紡の過去10年分の営業利益と当期純利益をグラフにしてみました。

過去には赤字の時もあり、利益は不安定な感じですね。2021年12月期、2022年12月期は比較的好調でしたが、2023年12月期の純利益は赤字。今後の利益をしっかり確認したいですね。

株価チャートの動きを確認

日清紡の10年間の株価チャートの動きを見ていきます。

株価1,200円あたりは安くもなく高くもない位置ですね。利回り的には狙えそうですが、利益や過去の株価を見ると1,000円以下で狙いたい感じもありますね。

日清紡の株主優待制度

日清紡は株主優待制度を実施しています。

1,000株以上保有で不織布製品詰め合わせ、定価3,000円相当です。株価は低めですが、1,000株保有はちょっとハードルが高めですね。

参照:株主優待制度|日清紡ホールディングス

注:長期保有の配当金狙い投資としてのあくまでも個人的な感想です。投資の判断はくれぐれも個人の判断でお願いします