ブリヂストン(5108)の配当金診断。配当回復予定も完全回復とはいかず
勝手に配当金診断!
今回はタイヤ世界大手企業のブリヂストン(5108)の配当金推移と今後の配当について考えてみました。
ブリヂストンの配当金狙い総合判定結果
配当狙いとしてのブリヂストン株:★★☆☆☆
年間配当利回りは合格ライン、予想配当性向も適正水準です。ただし、2020年12月期に減配しており、まだ完全復活とはいかない所や利益の推移はやや気になります。
では詳しく見ていきましょう!
ブリヂストン(5108)とは
主に車両用のタイヤを生産するメーカーで世界でも有名な企業ですね。スポーツ関係、自転車用など多角化していますがメインはタイヤです。
ブリヂストンの株価と財務の情報を確認していきます
まずは現在のブリヂストンの株価指標と財務状況の確認ですね。特に長期保有では財務を確認しておくことはとても重要ですね。
ブリヂストン現在の株価指標を確認
株価:4,219円
PER:11.4倍
PBR:1.38倍
時価総額:3兆111億円
注:2021年2月18日のデータ
ブリヂストンの財務状況
自己資本比率:51.3%
ROE:-1.0%
ROA:0.7%
指標は割高な感じですね、自己資本比率は特に問題はなさそうですね。
ブリヂストンの配当金について確認
ブリヂストンの過去10年間の配当金推移を確認
ブリヂストンの10年間の配当金の推移をグラフで確認していきます。

2020年12月期は新型コロナウイルスの影響もあり、減配ですね。2021年12月期は増配予定ですが、完璧復活というわけにはいかないようですね。
ブリヂストンの配当利回りと配当性向を確認してみた
ブリヂストンの年間配当金は130円、株価は4,219円なので予想年間配当利回りは約3.1%です。
予想配当性向は約35%です。利回りは合格ラインで配当性向も適正ラインまで戻る予想ですね。
ブリヂストンの配当方針について
ブリヂストンの配当方針は「連結配当性向40%を目安に、安定的且つ継続的な配当額の向上に努める」としています。
2020年12月期は、赤字でも一定の配当は出したという感じですね。2021年12月期は160円まで見えますね。とはいえ、あくまでも利益次第なので利益が予想より悪くなれば連続減配の可能性もありそうですね。
ブリヂストンの配当権利日と支払い時期
ブリヂストンは年2回 (中間・期末) の配当を実施してます。12月末が決算です。
中間配当の権利日:6月末
中間配当の支払日:9月頃
期末配当の権利日:12月末
期末配当の支払日:3月頃
ブリヂストンの利益推移と株価チャートの動きを確認していきます
営業利益と当期純利益の推移グラフ
ブリヂストンの10年間の利益の推移をグラフにしてみました。

2020年12月期は一旦置いといても、営業利益が年々減少しているのは気になりますね。2021年12月期は回復予想ですが、それでも営業利益は2019年12月期と比較すると減少予想なので、やはり気になります
株価チャートの動きを確認
ブリヂストン10年間の株価チャートの動きです。

参照:SBI証券 ブリヂストン株価チャートより
株価はやや上昇していますね。3,000円台前半だと配当利回り的にもおいしそうですが、4,000円を超えるとなると、利回りは悪くはないですが、利益推移を考えると慎重にいきたいですね。
注:長期保有の配当金狙い投資としてのあくまでも個人的な判断です。投資の判断はくれぐれも個人の判断でお願いします