王子ホールディングス(3861)の配当金診断。積極還元で増配し高い利回り
勝手に配当金診断!
今回は製紙国内トップの王子ホールディングス(3861)の配当金の推移と今後の配当について考えてみました。
王子ホールディングスの配当金狙い総合判定結果
配当狙いとしての王子ホールディングス株:★★★☆☆
年間配当利回りは高く、これまでの配当は安定して推移しているので、株価が下落したところで狙いたいです。
では詳しく見ていきましょう!
王子ホールディングスの株価と財務の情報を確認
まずは王子ホールディングスの株価指標と財務状況を確認していきます。
王子ホールディングスの株価指標の確認
株価:663.2円
PER:9.5倍
PBR:0.56倍
時価総額:6,727億円
注:2025年5月16日のデータ
王子ホールディングスの配当利回りと配当性向を確認
王子ホールディングスの年間配当金は36円予定、株価は663.2円なので年間配当利回りは約5.4%です。
予想配当性向は約51%です。配当利回りは高く、予想配当性向も高めですね。
王子ホールディングスの財務状況の確認
自己資本比率:41.8%
ROE:4.2%
ROA:1.8%
PBRは割安ですね、自己資本比率は問題なさそうですね。
王子ホールディングス(3861)とは
王子ホールディングスは王子製紙などの企業を傘下に持つ、王子グループの持株会社です。売上高ベースで製紙業界最大手で三井グループと第一勧銀グループに属しています。
王子ホールディングスの配当金について確認
王子ホールディングスの過去10年間の配当金推移を確認
王子ホールディングスの配当金がどのように推移しているのか10年分をグラフにして見ました。

配当金の推移は悪くないですね。2025年3月期は大きく増配、2026年3月期も大きく増配予定ですね。減配していないのは良いですが、配当据え置きが続くことも結構ありますね。
王子ホールディングスの配当方針について
王子ホールディングスの配当方針は「30%を目安としている配当性向を50%に引上げる」としています。
大きく増配しているのは目安となる配当性向を引き上げたのが理由の一つですね。
王子ホールディングスの配当権利日と支払い時期はいつ?
王子ホールディングスは年2回 (中間・期末) の配当を実施してます。3月末が決算です。
中間配当の権利日:9月末
中間配当の支払日:12月頃
期末配当の権利日:3月末
期末配当の支払日:6月頃
王子ホールディングスの利益と株価チャートの動きを確認
営業利益と当期純利益の推移
過去10年分の王子ホールディングスの営業利益と純利益のグラフを確認していきます。

利益は結構ばらつきがありますね。2026年3月期は悪くない予想ですね。配当性向を考えても利益が維持できれば、配当も維持する期待が持てますね。
株価チャートの動きを確認
王子ホールディングスの10年間の株価チャートの動きです。

株価660円あたりは安くはないですが、高くもないですね。500円あたりで保有できると更にお得な感じになりそうですね。配当推移は悪くはないので、ある程度株価が下がったところで狙いたいですね。
注:長期保有の配当金狙い投資としてのあくまでも個人の感想です。投資の判断はくれぐれも個人の判断でお願いします。