T&Dホールディングス(8795)の配当金診断。連続増配推移だが利益が気になる

勝手に配当金診断!

今回は太陽生命保険・大同生命保険の統括持ち株会社として設立されたT&Dホールディングス(8795)の配当金の推移と今後の配当について考えてみました。

T&Dホールディングスの配当金狙い総合判定結果

配当狙いとしてのT&Dホールディングス株:★★☆☆☆

年間配当利回りは合格ライン、配当推移は増配しており良好です。しかし、利益推移が気になる感じで、株価も高い位置なので現状での配当狙いは慎重に行きたいです。

では詳しく見ていきましょう!

T&Dホールディングスの株価と財務の情報を確認

まずはT&Dホールディングスの株価指標と財務状況の確認ですね。特に長期保有では財務を確認しておくことはとても重要ですね。

T&Dホールディングスの株価指標を確認

株価:2,482円

PER:15.6倍

PBR:1.16倍

時価総額:1兆4,619億円

注:2023年9月12日のデータ

配当利回りと配当性向を確認

T&Dホールディングスの年間配当金は70円予定、株価は2,482円なので予想年間配当利回りは約2.8%です。

予想配当性向は約43%です。配当利回りは合格ラインですが、高くはないですね。

T&Dホールディングスの財務状況

自己資本比率:6.8%

ROE:8.8%

ROA:0.5%

割安感は無いですね、財務状況は保険業という感じです。

T&Dホールディングス(8795)とは

T&Dホールディングスは主に太陽生命保険、大同生命保険、T&Dフィナンシャル生命保険を傘下に置く金融持株会社です。

参照:T&Dホールディングス|Wikipedia

T&Dホールディングスの配当金について

過去10年間の配当金推移を確認

T&Dホールディングスの10年間の配当金の推移をグラフで確認していきます。

配当金の推移はいい感じですね。毎年のように増配しているので、長期の配当狙いとして考えるとこのまま順調に配当金が増えると良いですね。

T&Dホールディングスの配当方針について

T&Dホールディングスの配当方針は「修正DOE4%程度を目安とした安定的・持続的な増配」、「総還元は、中期的にグループ修正利益の50~60%」としています。

DOEを目安としているので安定配当に期待が持てますね。

参照:株主還元情報|T&Dホールディングス

T&Dホールディングスの配当権利日と支払い時期はいつ?

T&Dホールディングスは年2回 (中間・期末) の配当を実施してます。3月末が決算です。

中間配当の権利日:9月末
中間配当の支払日:12月頃

期末配当の権利日:3月末
期末配当の支払日:6月頃

T&Dホールディングスの利益推移と株価チャートの動きを確認

経常利益と当期純利益の推移グラフ

T&Dホールディングスの10年間の利益の推移をグラフにしてみました。

2021年3月期はフォーティテュード社を関連会社化したことで利益を持分法投資損益として、通期で約650 億円計上した影響でかなり上昇していますね。2023年3月期は赤字なので今後どうなるかをしっかり見ていきたいですね。

株価チャートの動きを確認

T&Dホールディングス10年間の株価チャートの動きです。

参照:SBI証券 T&Dホールディングス株価チャートより

株価は2,500円あたりは過去の株価と比較するとかなり高い位置ですね。利回りも以前ほどの高さは無く、利益も気になる感じなので、現状では狙いにくさがありますね。

注:長期保有の配当金狙い投資としてのあくまでも個人的な感想です。投資の判断はくれぐれも個人の判断でお願いします