りそなホールディングス(8308)の配当金診断。高めの利回りだが利益推移が気になる
勝手に配当金診断!
今回はメガバンクに次ぐ規模をもつ、りそなホールディングス(8308)の配当金の推移と今後の配当について考えてみました。
りそなホールディングスの配当金狙い総合判定結果
配当狙いとしてのりそなホールディングス株:★★☆☆☆
年間配当利回りは高め、予想配当性向も問題無いです。しかし、利益の推移が気になるので慎重に判断したいです。
では詳しく見ていきましょう!
りそなホールディングスの株価と財務の情報を確認
まずは株価と財務状況の確認です!現状をしっかり把握していきます。
りそなホールディングスの株価指標は金融機関という感じ
株価:647.2円
PER:10.2倍
PBR:0.61倍
時価総額:1兆5,388億円
注:2023年6月13日のデータ
りそなホールディングスの配当利回りと配当性向を確認
りそなホールディングスの年間配当金は22円予定、株価は647.2円なので予想年間配当利回りは約3.4%です。
予想配当性向は約35%です。配当利回りは高く、予想配当性向も問題はないですね。
りそなホールディングスの財務データ
自己資本比率:3.4%
ROE:6.4%
ROA:0.2%
金融業という感じの割安な株価指標と財務ですね
りそなホールディングス(8308)とは
りそなホールディングスは「りそな銀行」、「埼玉りそな銀行」、「関西みらいフィナンシャルグループ」などを傘下に置く金融持株会社です。メガバンクグループに次ぐ規模を有する、りそなグループを形成しています。
りそなホールディングスの配当金について確認
りそなホールディングスの過去10年分の配当金推移を確認
りそなホールディングスの配当金推移を確認していきます。
配当は減配してはいないですが、ここ数年は据え置きが続いていますね。もちろん、減っていないのはプラスポイントですが、理想は増えることですね。2024年3月期は増配予定です、
りそなホールディングスの配当方針について
りそなホールディングスの配当方針は「安定配当を継続するとともに、健全性・収益性とのバランスや成長投資の機会を考慮しつつ、株主還元の拡充に取り組む」、「総還元性向の水準として中期的に40%台半ばを目指す」としています。
配当は据え置きが続いていますが、大きな問題は無い感じですね。
りそなホールディングスの配当権利日と支払い時期はいつ?
りそなホールディングスは年2回(中間・期末)の配当を実施してます。3月末が決算ですね。
中間配当の権利日:9月末
中間配当の支払日:12月頃
期末配当の権利日:3月末
期末配当の支払日:6月頃
りそなホールディングスの利益と株価チャートの動きを確認
経常利益と当期純利益の推移グラフ
りそなホールディングスの経常利益と当期純利益をグラフにしてみました。
利益推移はちょっと気になる感じですね。2023年3月期は回復していますが、これからどうなるか確認していきたいですね。配当性向や配当方針を考えると、予想利益くらいであれば問題無いので耐え所ですね。
株価チャートの動きを確認
下記はりそなホールディングスの株価チャートの動きです。
参照:SBI証券 りそなホールディングス株価チャートより
株価650円あたりは高めの位置ですね。利回り的には狙えそうな感じもありますが、300-400円あたりのようなお得感は無さそうに見えます。利益が気になる感じの推移なので慎重に行きたいですね。
りそなホールディングスの株主優待について
りそなホールディングスの株主優待は保有株式数によりポイントがもらえます。
ポイント数によりATMの手数料が無料になったり、nanacoや楽天スーパーポイントなどパートナー企業のポイントに交換できますが、100株保有で年間240ポイント(240円相当)なのでお得感はそこまではないですね。
注:長期保有の配当金狙い投資としてのあくまでも個人的な感想です。投資の判断はくれぐれも個人の判断でお願いします