SUBARU(スバル)(7270)の配当金診断。連続減配の影響で利回り物足りない
勝手に配当金診断!
今回は北米など海外で高評価の自動車メーカーSUBARU(7270)の配当金の推移と今後の配当について考えてみました。
SUBARUの配当金狙い総合判定結果
配当狙いとしてのSUBARU株:★★☆☆☆
年間配当利回りは物足りなさがあります。配当推移も良くないため、かなり狙いにくいですが、仮に配当が戻ればおいしくなる可能性もありそうです。
では詳しく見ていきます!
SUBARU(7270)とは
SUBARUはかつては富士重工株式会社という名前で、主に自動車などを製造する重工業の会社ですね。元々、SUBARUはブランド名ですね。
SUBARUの株価と財務の情報を確認
まずはSUBARUの株価指標と財務状況を確認していきます。
SUBARUの株価指標を確認
株価:2,203.5円
PER:12.1倍
PBR:0.95倍
時価総額:1兆6,949億円
注:2021年8月13日のデータ
SUBARUの財務データを確認
自己資本比率:52.6%
ROE:4.3%
ROA:2.3%
指標は割安感がありますね。自己資本比率は問題ないですね。
SUBARUの配当金について確認
SUBARUの過去10年分の配当金推移を確認
下記はSUBARUの10年分の配当金の推移グラフです。

配当は据え置きでしたが、ついに2020年3月期に減配してしまいましたね、2021年3月期はさらに減配で厳しい感じです。配当狙いとしては狙いにくいですね。
SUBARUの配当利回りと配当性向を確認
SUBARUの年間配当金は56円予定、株価は2,203.5円なので年間配当利回りは約2.5%ですね。
予想配当性向は約31%です。配当利回りは物足りなさがありますね。予想配当性向は問題ないですね。
SUBARUの配当方針について
SUBARUの配当方針は「業績、投資計画、経営環境を勘案しながら、継続的かつ安定的な配当を基本としつつ、業績連動の考え方を取り入れる」としています。
配当性向は以前と比べると低くなってきたので、ここからの配当復活に期待ですね。
SUBARUの配当権利日と支払い時期はいつ?
SUBARUは年2回 (中間・期末) の配当を実施してます。3月末が決算です。
中間配当の権利日:9月末
中間配当の支払日:12月頃
期末配当の権利日:3月末
期末配当の支払日:6月頃
SUBARUの利益推移と株価チャートの動きを確認
営業利益と当期純利益の推移グラフ
過去10年分のSUBARUの営業利益と純利益の推移をグラフにしてみました。

利益は2016年3月期をピークに毎年減少していますね。2022年3月期はやや持ち直し予想なので、このまま利益が持ち直せば配当にしっかり還元するのでおいしそうですが、逆に利益が伸びないようだとさらに配当が減る可能性もありそうですね。
SUBARUの株価チャートの動きを確認
下記はSUBARU10年間の株価の動きです。

参照:SBI証券 SUBARU株価チャートより
株価は2017年ごろから下落していますね。ちょうど利益が減少しているタイミングですかね。ここ最近は2,000円辺りで耐えていると言う印象を受けますね。配当が戻れば株価2,000円はかなり美味しくなりそうですが、まだまだ現時点では慌てて保有は出来ないですね。
注:長期保有の配当金狙い投資としてのあくまでも個人的な感想です。投資の判断はくれぐれも個人の判断でお願いします