ほくほくフィナンシャルグループ(8377)の配当金診断。高めの利回りだが利益減少で減配傾向

勝手に配当金診断!

今回は傘下に北陸銀行・北海道銀行を持つ地方銀行、ほくほくフィナンシャルグループ(8377)の配当金の推移と今後の配当について考えてみました。

ほくほくフィナンシャルグループの配当金狙い総合判定結果

配当狙いとしてのほくほくフィナンシャルグループ株:★★☆☆☆

年間配当利回りは高め、配当性向も問題ないです。しかし、利益減少により減配当をしており、長期の安定配当狙いで考えると現状では慎重に行きたい感じもします。株価は過去と比較すると安めでお得になる可能性は秘めていそうです。

では詳しく見ていきましょう!

ほくほくフィナンシャルグループの株価と財務の情報を確認

まずはほくほくフィナンシャルグループの株価と財務状況の確認です!現状をしっかり把握していきます。

ほくほくフィナンシャルグループの株価指標、金融機関という感じ

株価:1,211.5円

PER:9.4倍

PBR:0.26倍

時価総額:1,560億円

注:2023年7月7日のデータ

ほくほくフィナンシャルグループの配当利回りと配当性向を確認

ほくほくフィナンシャルグループの年間配当金は37円予定、株価は1,211.5円なので年間配当利回りは約3.1%です。

予想配当性向は約29%です。配当利回りは高め、予想配当性向に大きな問題はないですね。

ほくほくフィナンシャルグループの財務データ

自己資本比率:3.8%

ROE:3.5%

ROA:0.1%

金融業という感じの株価指標と財務ですね。

ほくほくフィナンシャルグループ(8377)とは

ほくほくフィナンシャルグループは北陸銀行と北海道銀行があり、総資産で第2位の地方銀行グループです。

参照:ほくほくフィナンシャルグループ|Wikipedia

ほくほくフィナンシャルグループの配当金について確認

ほくほくフィナンシャルグループの過去10年分の配当金推移を確認

過去のほくほくフィナンシャルグループの配当金推移を確認していきます。

2019年3月期までは良い感じでしたが、2020年3月期、2021年3月期と減配しており、ちょっと厳しそうな感じですね。長期の安定配当狙いとしてはやや狙いにくさがありますね。

ほくほくフィナンシャルグループの配当方針について

ほくほくフィナンシャルグループの配当方針は「長期にわたる経営基盤の維持・拡充に努め、安定的な配当を行うこと」としています。

過去の配当性向を見ると30%以下で推移しており、やや低めの配当性向の印象を受けますね。

参照:配当情報|ほくほくフィナンシャルグループ

ほくほくフィナンシャルグループの配当権利日と支払い時期はいつ?

ほくほくフィナンシャルグループは期末の一括配当を実施してます。3月末が決算ですね。

期末配当の権利日:3月末
期末配当の支払日:6月頃

ほくほくフィナンシャルグループの利益と株価チャートの動き

経常利益と当期純利益の推移グラフ

ほくほくフィナンシャルグループの経常利益と当期純利益をグラフにしてみました。

利益は減少している印象を受けますね。大きくは減っていないですが、中々厳しそうな感じですね。配当が戻るためにはまずは利益の回復が必要そうな感じですね。

株価チャートの動きを確認

下記はほくほくフィナンシャルグループの株価チャートの動きです。

参照:SBI証券 ほくほくフィナンシャルグループ株価チャートより

株価1,200円あたりは安めの位置ですね。利回り的にも過去の株価的にもまだ狙えそうな感じがありますが、利益減少の影響で株価が下落したと見えそうなので慎重にいきたいですね。

注:長期保有の配当金狙い投資としてのあくまでも個人的な感想です。投資の判断はくれぐれも個人の判断でお願いします