便乗のように配当を減配した銘柄は長期保有で避けるべき?判断基準を考えてみる

新型コロナウイルスの影響で業績が悪化した企業が沢山あります。既に回復している企業もあれば、まだまだこれからという業界もありますよね。「業績が悪化すれば配当が減る」これは新型コロナウイルス関係なしに、ごく自然な事だと思います。

しかし、一言で「減配当と言っても色々な種類がある」と私は考えています。

配当方針について

企業によって配当方針は大きく変わりますよね。

業績に応じて配当を出すのは株式会社の基本ですが、成熟した安定大企業の場合、ある程度お金に余裕があります。そのため、多少は業績が悪化しても安定した配当を出すことが出来ます。具体的にDOEの目安を設定して安定配当を実施する企業もありますよね。

「利益が出ていないのに配当を出すのはおかしい」と判断する人もいると思いますし、利益の多くを配当に回すのも好まない人もいます。

どんな配当方針が良いかは人により異なると思います。

減配当の種類

減配当は配当狙いとしては好ましくないです。しかし、減配当と一言で言っても色々あると思います。

業績に連動する配当の場合、減配当は必ずしもマイナスではない

毎年業績によって配当が変わる場合、新型コロナウイルスの影響で業績が悪化すれば配当が減るのは当然のことだと思います。むしろ、無理をして配当を出さないのは将来を考えているとも言えますよね。「将来を見据えた一時的な減配当」は悪くはないと思います。

長期の安定配当狙いとしてはやや保有が難しくなりますが、正しい株式会社の姿と言えます。

安定した配当も当然プラス

また、安定配当というのも当然、長期の配当狙いで保有している場合はプラスポイントですね。過去にはリーマンショックや震災など様々な出来事がありましたが、そうした中でも配当を安定させている企業は沢山あります。

長期の安定配当狙いとしてはこのような企業を保有したいですね。

便乗するかのように減配当

減配当が必ず悪いというわけではないです。

しかし、新型コロナウイルスの影響が出る前から業績が悪化しているのにも関わらず「新型コロナウイルスの影響で配当を減らします」というのはやや無理があると個人的には思います。

「安定配当を目指してるけど、新型コロナウイルスの影響で安定配当できません」という場合、本当にその影響なのか見極める必要がありそうですよね。

過去のデータをしっかり確認

「減配当の本当の理由は何か」という点はしっかり確認する必要があります。一時的に配当を減らしているならば、落ち着けば業績が復活して配当も復活する可能性が高いです。

しかし、既に業績が悪化していて配当性向が高かった場合、業績が回復しない可能性・配当が戻らない可能性もありえますよね。

その減配当、実は便乗じゃないの?

利益推移や配当性向の推移、配当方針を確認すると「これまで無理に配当を出していた」かどうか見えてきますよね。

最後に

減配当は必ずしも悪くはないです。時として必要な処置です。

しかし、長期で株を保有してる場合、過去を見ても明らかのように、相場全体が悪化する出来事が起こる可能性はかなり高いですよね。つまり、特別な事情で配当を減らしている場合、将来も配当が減る可能性が高い。と言っているようなものですよね。

特別な時こそ企業の本質が見えるのでは

企業は慈善事業をやっていません。当たり前ですが利益を増やすために努力をします。利益が無ければ倒産してしまいます。しかし、毎年利益が増え続けるというのはかなり難しい事ですよね。

将来の為の設備投資が増える時期もあれば景気や法律、天候、流行など多くの要因で業績が変わる業界が多いです。新型コロナウイルスの影響は必ずしも全部の業界にマイナスというわけではなく、むしろ需要が増えて大きく業績を伸ばした企業もありますよね。

注:長期保有の配当金狙い投資としてのあくまでも個人的な感想です。投資の判断はくれぐれも個人の判断でお願いします