安定配当狙いの株式投資では超高配当利回りの銘柄は避けるべき?
今回は「長期保有で配当金を狙う株式投資」では「超高配当銘柄を避けた方が良いのでは」と考える理由について簡単に書いていきます。あくまでも個人的な考えです!
配当金狙いの株式投資
私の株式投資の理想は毎年受け取る配当金を増やし、将来は配当金だけで生活できるようになることです。
「毎年受け取る配当金を増やす」
私が株式投資をする一番の理由がこれです。もちろん、利回りも重要ですが、長期に渡ってコツコツと増やすのが最重要と考えています。
配当狙いは長期保有が前提
日本株式の年間配当利回りは平均で2%前後ですが、銘柄別で見ると、無配当の銘柄もあれば年間利回りが5%以上の銘柄もありバラつきが大きいです。
仮に年間5%の利回りの場合、「20年保有すると配当金だけで元を取る」ことが出来ます(税金が引かれるので厳密には20年以上ですが)。
逆に言うと「かなり長期間保有しないと配当金だけでは元を取る事は出来ない」と言うことになります。
もちろん、元の株式を保有しているので「配当金だけで元を取る」と言う考えは難しいです。
長期で減配していない銘柄は少ない
過去をさかのぼると、20年以上配当を減配していない銘柄は全体の1割ほどです。その中で「高配当を維持している」となるとかなり限られてきます。
もちろん、20年前と現代では配当金に対する企業の考え方が変わっているので、これから先は「長期間に渡り減配なし企業」が以前より増える可能性もあります。それでも「超高配当利回りを長期間維持」に限るとごくわずかだと考えています。
一時的な超高配当銘柄は良い
株価が下落したので利回りが高い銘柄もある。
相場全体が一時的に大きく株価が下落したタイミングでの高配当利回りは、チャンスとなる場合もあります。2020年3月に相場全体が大きく下落した時はまさしく、そのチャンスでしたよね。
超高配当銘柄には危険(リスク)がある
ずいぶんと前になりますが、リーマンショック時も買いのチャンスでした。しかし、リーマンショックで大きく株価が下落した銘柄の中には、配当を大きく減配した銘柄も沢山あります。
なぜ高配当利回りなのか
業績悪化で減配当はよくあるケースです。しかし、一時的であればチャンスとなることもあります。もちろん、業績・配当が戻らなければピンチですが、業績も配当も直ぐに回復する企業も沢山あります。安く保有出来たことで高配当利回りになる銘柄もあります。
配当が高いままで放置されるとは考えにくい
普段から超高配当で放置されている銘柄には危険な銘柄があります。
「配当利回りが高くて今後も配当が維持される、会社として何も問題が無い」なら誰もが保有したいはずです。
少なくともそのような銘柄があれば、私は保有したいです。
当然ですが欲しい人が増えれば、株価が上がって配当利回りは下がります。つまり、高配当利回りが続いているのは「それなりの理由」があると考えるのが自然です。
配当利回りは高い方が良いです。しかし、減配しては意味が無いです。一時的な減配当ならば仕方ない場合もあります。しかし、何年も無配当や配当が戻らないと、「なぜ保有しているのか」となります。
現状利回りと将来の利回りの折り合い
全ての銘柄ではないですが、「超高配当銘柄にはリスクの高い銘柄もあるので注意」しています。とはいえ、現状の利回りが1%程度だと、大きく配当が増えない限り配当狙いとして、長期で保有してもおいしくないのも現実です。
注:長期保有の配当金狙い投資としてのあくまでも個人的な感想です。投資の判断はくれぐれも個人の判断でお願いします