配当金狙いの日本株式投資。個人的な保有基準と参考指標について
今回は私が「配当金狙いで長期保有する日本株式」の購入基準や参考指標について簡単に書いていきます。
あくまでも個人的な「参考値・基準値」です。また、相場環境などにより定期的に多少の調整も入れています。
配当に関連する数値の基準
配当金狙いなので、一番重要となるのは配当に関する数値ですよね。
年間配当利回りの目安
年間配当利回り:約3%
配当利回りは預金でいうと「金利」みたいなイメージですね。あくまでもイメージで、実際は金利と異なりますが、株を保有しているともらえるお金です。預金をする場合、金利が高い方が良いのと同様に、配当利回りも高い方がいいですよね。
将来の利回りを重視
配当利回りは高い方が受け取るお金が多いです。しかし、配当金が減る可能性のある銘柄より、増える可能性のある銘柄の方が良いですよね。もちろん、先のことはどうなるのかわからないです。
同じ配当利回りでも「減配している銘柄」か「増配している銘柄」どちらが良いかは明確ですよね!
とはいえ、毎年増配していても数円程度、現状利回りが2%以下などとなると狙い目とは言えないので、一つの目安として「保有時点での利回りが3%前後」と考えてます。
高すぎるのも警戒
明らかに配当利回りが高い銘柄(5%以上)は特別な理由があったりします。そのため「個人的には3%前後の銘柄が狙い」と考えています。「安定的に3%くらい確保できそうな銘柄」かつ「増配当で将来的に利回り上昇が狙える」という感じですね。
参照:配当|Wikipedia
配当性向について
配当性向:50%以下
配当性向を簡単にいうと「会社が稼いだお金の内、どれだけを配当金に回したか」ですね。会社は成長するために設備投資をしたり、不測の事態に備えて、ある程度は貯めておく必要もあります。そのため、利益全てを配当に回すわけにはいかないです。
適切な配当なのか
さまざまな理由で、一時的に多くの配当を払う事はあります。しかし、毎年のように利益の多くを配当に回しているのは「無理に配当を出している」、「他にお金の使い道が見つからない」と考えることもできますよね。
減配する可能性も
利益の多くを配当に回している場合、無理が出る可能性があると個人的には考えています。そのため、一時的な場合を除き50%以下で推移しているのが目安と考えています。
増える可能性
また、将来的な事を考えた場合、30%-40%くらいで推移していた方が、目安となる配当性向を引き上げて増配する可能性を秘めていますよね。そういう意味でも既に高い配当性向となっている銘柄は慎重に判断したいです。
株価指標や財務状況に関する基準
次は、株価指標や財務状況も重要な判断ポイントになると考えています。
時価総額の目安
時価総額:1,000億円
時価総額はあくまでも企業規模や企業の実力の一面です。一般的に企業の利益や資産が大きいほど時価総額が高くなります。大企業の多くは時価総額がとても大きいですよね。大きいほど良いというわけでは無いですが、あくまでも一つの目安として1,000億円程度と考えています。
あくまでも目安で1000億円を超えていないからダメということは無いです。
指標の基準値
PBR:0.5〜2倍
PBRは簡単にいうと、会社の「資産価値」と「株価」を比較したものですね。PBRが高くて配当利回りも高い事はあまりないですが、PBRが低くて配当利回りが高い事はよくありますね。
業種にもよりますがPBRが低すぎるというのは、何か問題があるケースが多く、適正値として0.5~2倍程度と考えています。(金融関係の銘柄は除く)
財務状況の基準
自己資本比率:40%以上
自己資本比率は簡単にいうと「借金が多いか、少ないか」ですね。
会社の場合、個人と違って借金が必ず悪いというわけではないです。しかし、借金が多すぎるのは不測の事態があった時に困り、配当に影響する可能性がありますよね。その為、あくまでも目安ですが自己資本比率40%以上が良いのではと考えています。(金融関係の銘柄は除く)
最後に
上記以外の基準としてROA、ROEなどの数値も確認します。
これらの基準は「長期間株を保有して受け取る配当金を増やす」私の考えです。数値は客観的に捉えるのに便利ですが、重要な事は数字以外にあったりします。
また、買うタイミングもとても重要です。普段からチェックして株価が下落した時に、最終的に見極めてから保有する。「株価下がったから買い時だ。でも、配当も下がった」では意味が無いですからね。










