相場下落時のピンチ時こそ配当狙いの長期保有投資ではチャンス
2020年3月、コロナショックで株式相場全体が大きく下落しています。個人的には、このように相場全体が大きく下落している時、配当狙いの長期保有では「買いのチャンス」と考えています。
今回は、そんな相場下落時の個人的な心構えを書いていきます!
落ちるナイフはつかむな!慌てて購入はしない
「落ちるナイフはつかむな」これは投資の世界では有名な言葉ですね。下落しているときはさらに下落する可能性が高いので飛びついて買うと痛い目にあうって言葉ですね。
落ちるナイフはつかむなは「言うは易く行うは難し」です。
下落が止まったら買えとは言うものの、止まったかどうかは後にならないとわからないものですよね。判断はものすごく難しいです。
長期保有している理由を再確認
私は底値で買ったり、天井で売ったりする力が無いです。なので、配当狙いの長期保有をしています。もし、底値で買ったり、天井で売ることが出来るなら配当狙いのインカムゲイン投資ではなくキャピタルゲイン狙いの投資をします。そっちの方が圧倒的に儲かりますから。
でも、それができないので配当狙いのインカムゲインでちまちまやっているのです・・・。自分が買った場所から下がる、相場が下落していない時でも良くあることです・・・。
相場下落時の買うタイミングはいつなのか
相場下落時に買うタイミングはいつなのか。ありきたりですが、上昇しているときだと考えています。
具体的には「例えば暴落前2,000円の株価が1,000円まで下落したとします。この株価が1,300円または1,500円まで上昇した時」に配当利回り・財務状況や今後どうなるかなどを考えて保有します。
株価が1,000円まで下落しているときに「1,500円まで上昇したら買う」と決めていて、1,000円から更に下落して800円まで下がったとします。そしたら買うラインを下げて1,300円にする。そんな感じでタイミングを計っています。
普段から銘柄の選定は済ませておく
相場下落時は多くの銘柄がお買い得に見えます。しかし、基本的に銘柄の選定は済ませておき目を付けておくことが重要と考えています。下落してから銘柄を選ぶのではなく、普段から色々と調べておくことが大切です。
既に調べてある会社のことであればリスクもある程度把握しているからです。お得だ!と買った後にその銘柄のリスクを後から知ることほど怖いものはありませんよね。
過去の暴落から学ぶことも重要
今回のコロナショック、前回のリーマンショック。株式相場では必ず暴落するタイミングがあります。
過去の暴落時はどうだったのかを調べておくのも非常に有効な手段です。
銘柄による傾向も確認しておく
前回のリーマンショック、今回のコロナショックは全く別物です。なので影響のある銘柄も違いが出てきます。前回のリーマンショックでは自動車メーカーを中心とした為替レートが業績に大きな影響を与える銘柄の業績悪化し、配当が減少しました。その一方で国内で展開している電力・ガス、日用品を扱うメーカーの配当金は減りませんでした。
今回のコロナショックで影響が大きいと見られているのは航空・旅行銘柄、外食産業、アミューズメント施設などですね。外食産業は前回のリーマンショックでそこまで影響がなかった銘柄もありますが、今回は大きく影響が出るのも想定されますね。
長期保有が前提であることをよく考える
長期保有で配当狙いの場合は今すぐ慌てて買う必要はないです。基本的に保有したら何年も持ちます。中には一生保有するのも出てきます。当然、将来、暴落に巻き込まれる可能性もあります。
事前に「暴落しても保有できるか」と考えるのも重要な点ですね。
最後に
暴落時に一番注意する点はありきたりですが、慌てない事です。
普段はまったく扱わないのに、暴落すると新聞やニュースで「日経平均株価が暴落!」と出てきます。が、日経平均はあくまでも日経平均で自分が保有しようと考えている銘柄とはまったくの別物と考えた方が良いですよね。
その会社に力があれば、一時的な相場暴落の影響はそこまで大きくないです。過去を見てもしっかりとした会社は暴落時に株価が下落してもその後、上昇して戻ってきます。暴落後に株価が戻らない銘柄というのは実は既に業績が悪化していたり、暴落前にサインが出ている所が多かったりします。