パナソニック(Panasonic)(6752)の配当金診断。減配当と株価上昇で利回り悪化
勝手に配当金診断!
今回は総合家電で国内首位のパナソニック(6752)の配当金の推移と今後の配当について考えてみました。
パナソニックの配当金狙い総合判定結果
配当狙いとしてのパナソニック株:★☆☆☆☆
年間配当利回りは減配当と株価上昇により低いです。減配予定ですが利益が回復すれば配当が戻る可能性は高そうです。とはいえ、配当利回りを考えるとしばらくは様子見でしょうか。
では詳しく見ていきましょう!
パナソニック(6752)とは
パナソニックは国内電機業界で売上高3位の電機メーカーです。白物家電などのエレクトロニクス分野をはじめ、住宅分野や車載分野なども手掛けています。
パナソニックの株価と財務情報を確認していきます
まずはパナソニックの株価指標と財務状況です!
パナソニックの株価指標の確認
株価:1,332.5円
PER:20.7倍
PBR:1.36倍
時価総額:3兆2,694億円
注:2021年3月10日のデータ
パナソニックの財務状況の確認
自己資本比率:34.2%
ROE:9.9%
ROA:3.4%
目立った割安感、割高感は無いですね。自己資本比率は少し低めです。
パナソニックの配当金について確認
パナソニックの過去10年間の配当金推移を確認
パナソニックの配当金がどのように推移しているのか10年分をグラフにして見ました。

過去に赤字となった時に、配当を無配としていますね。ここ最近の配当は比較的安定していましたが、2021年3月期は減配予定ですね。直近で減配予定は配当狙いでは保有しにくいですね。
パナソニックの配当利回りと配当性向を確認
パナソニックの年間配当金は20円、株価は1,332.5円なので年間配当利回りは約1.5%です
予想配当性向は約31%です。配当利回りは低いですね。配当性向は減配予定ということもあり、大きな問題はないですね。
パナソニックの配当方針について
パナソニックの配当方針は「連結配当性向30%を目安に、安定的かつ継続的な配当」としています。
方針通りの配当性向ですね。2021年3月期は利益が減る予想なので配当も減らしているという感じですね。
パナソニックの配当権利日と支払い時期
パナソニックは年2回 (中間・期末) の配当を実施してます。3月末が決算です。
中間配当の権利日:9月末
中間配当の支払日:12月頃
期末配当の権利日:3月末
期末配当の支払日:6月頃
パナソニックの利益と株価チャートの動きを確認
営業利益と当期純利益の推移
パナソニック過去10年分の営業利益と純利益のグラフを確認していきます。

利益はあまり安定していませんね。2019年3月期はかなり良かったですが、2020年3月期は下落。2021年3月期もさらに下落予定ですね。仕方ない部分もあるので2022年3月期にどこまで回復するか期待ですね。2020年3月期くらいまで戻れば配当も戻る可能性は高そうです。
株価チャートの動きを確認
下記はパナソニック10年間の株価チャートの動きです。

参照:SBI証券 パナソニック株価チャートより
株価は上昇して高めですね。最高値ではないですが、配当利回りを考えると株価1,000円以下で保有したいですね。1,000円以下かつ配当が戻ればそこそこおいしい感じですね。今の株価は「配当狙い」ではちょっと難しい感じですね。
注:長期保有の配当金狙い投資としてのあくまでも個人的な判断です。投資の判断はくれぐれも個人の判断でお願いします