東レ(3402)の配当金診断。利益・配当は回復、利回りはやや物足りない
勝手に配当金診断!
今回は炭素繊維でトップの東レ(3402)の配当金の推移と今後の配当について考えてみました。
東レの配当金狙い総合判定結果
配当狙いとしての東レ株:★★☆☆☆
年間配当利回りはやや物足りなさがあります。利益と配当金は復活していますが、配当狙いとしては利回りを考えると、株価が下落した時に狙いたいですね。
では詳しく見ていきましょう!
東レの株価指標と財務状況の確認
まずは東レの株価指標と財務状況の確認です。
東レの株価指標
株価:738.6円
PER:15.6倍
PBR:0.72倍
時価総額:1兆2,050億円
注:2023年10月13日のデータ
東レの配当利回りと配当性向を確認
東レの年間配当金は18円予定、株価は738.6円なので予想年間配当利回りは約2.4%です。
予想配当性向は約38%です。配当利回りはやや物足りなさがありますね、予想配当性向は大きくは問題なさそうです。
東レの財務状況を確認
自己資本比率:49.1%
ROE:4.4%
ROA:2.2%
自己資本比率は問題なさそうですね。
東レ(3402)とは
東レは合成繊維・合成樹脂をはじめとする化学製品や情報関連素材を取り扱う大手化学企業です。
参照:東レ|Wikipedia
東レの配当金について確認
東レの過去10年分の配当金推移を確認
過去10年間の東レの配当金の推移を確認していきます。
配当は順調に増配していましたが、2021年3月期に大きく減配していますね。2022年3月期は戻って、2023年3月期は増配していますね。2021年3月期の減配は仕方ない部分もあるので、ここから安定すれば長期で保有しやすくなりますね。
東レの配当方針について
東レの配当方針は「投資に必要な内部留保等を総合的に勘案し、適切な配当を行う」としいます。
具体的な数値はないですが、過去の配当性向は大体20%~35%という感じで推移しています。2021年3月期は減配しても配当性向は高かったですが、適正に戻りそうな感じですね。
参照:株主還元|TORAY
東レの配当権利日と支払い時期はいつ?
東レは年2回 (中間・期末) の配当を実施してます。日本株でメジャーな3月末が決算ですね
中間配当の権利日:9月末
中間配当の支払日:12月頃
期末配当の権利日:3月末
期末配当の支払日:6月頃
東レの利益と株価チャートの動きを確認
営業利益と当期純利益の推移グラフ
東レの過去10年分の営業利益と当期純利益をグラフにしてみました。
利益は減少推移して、2021年3月期も大きく減益でしたが、2022年3月期は大きく回復していますね。これからの利益がどうなるかを確認していきたいですね。
株価チャートの動きを確認
東レの10年間の株価チャートの動きを見ていきます。
参照:SBI証券 東レ株価チャートより
株価750円辺りはやや上昇した位置ですね。高くは無いですが、配当利回りを考えるとやや微妙な感じですね。500円くらいまで下落すると狙いたい感じがありますが、その時は、利益と配当がどうなるのかをしっかり確認したいですね。
注:長期保有の配当金狙い投資としてのあくまでも個人的な感想です。投資の判断はくれぐれも個人の判断でお願いします