オートバックスセブン(9832)の配当金診断。高い利回りだが据え置き推移で高い配当性向
勝手に配当金診断!
今回はカー用品世界大手のオートバックスセブン(9832)の配当金の推移と今後の配当について考えてみました。
オートバックスの配当金狙い総合判定結果
配当狙いとしてのオートバックス株:★★☆☆☆
年間配当利回りは高めですが、配当性向も高い水準で推移しています。配当金が据え置き続きなのをどう見るかで、長期の配当狙いとしての判断が分かれそうです。
では詳しく見ていきましょう!
オートバックスの株価と財務の情報を確認
まずはオートバックスの株価指標と財務状況を確認していきます。
オートバックスの株価指標の確認、割安感がありますね
株価:1,517円
PER:15.4倍
PBR:0.92倍
時価総額:1,245億円
注:2024年5月17日のデータ
オートバックスの配当利回りと配当性向を確認
オートバックスセブンの年間配当金は60円予定、株価は1,517円なので予想年間配当利回りは約4%です。
予想配当性向は約61%です。配当利回りは高いですが配当性向も高いですね。
オートバックスの財務状況の確認
自己資本比率:66.1%
ROE:4.9%
ROA:3.3%
PBRはやや割安ですね。自己資本比率は高めで問題ないですね。
オートバックスセブン(9832)とは
オートバックスセブンはカー用品店最大手のチェーンである「オートバックス」や「スーパーオートバックス」を運営、フランチャイズ展開している企業です。
オートバックスの配当金について確認
オートバックスの過去10年間の配当金推移を確認
オートバックスの配当金がどのように推移しているのか10年分をグラフにして見ました。
ここしばらくの配当金は年間60円ですね。2024年3月期は普通配当60円、50周年特別配当が10円です。減っていないですが、増えていないのはちょっと気になりますね。
オートバックスの配当方針について
オートバックスの配当方針は「「5カ年ローリングプラン2019」(2020年3月期~2024年3月期)の期間中におきましては5年間累計の総還元性向を100%」としています。配当性向を見ると高めで推移していますね。
オートバックスの配当権利日と支払い時期はいつ?
オートバックスは年2回 (中間・期末) の配当を実施してます。3月末が決算です。
中間配当の権利日:9月末
中間配当の支払日:12月頃
期末配当の権利日:3月末
期末配当の支払日:6月頃
オートバックスの利益と株価チャートの動きを確認
営業利益と当期純利益の推移
過去10年分のオートバックスの営業利益と純利益のグラフを確認していきます。
利益は悪くはないですが、配当性向を考えると難しいところですね。ものすごく良いとも言いにくいですね。
株価チャートの動きを確認
オートバックスの10年間の株価チャートの動きです。
株価1,500円あたりは過去の株価を考えるとまだ安いですね。利回り的にも十分ですが、1,000円以下になる可能性もゼロではないので、そこは注意しながら狙いたいですね。
オートバックスの株主優待
オートバックスの株主優待は「オートバックスグループギフトカード」ですね。100株を1年以上保有で年間2,000円分です。個人的には配当の方が良いですが、近くにお店があって買い物する人には良いかもですね。
注:長期保有の配当金狙い投資としてのあくまでも個人的な感想です。投資の判断はくれぐれも個人の判断でお願いします