山陽特殊製鋼(5481)の配当金診断。高めの利回りだが業績連動の印象

勝手に配当金診断!

今回は日本製鉄系特殊鋼専業の山陽特殊製鋼(5481)の配当金の推移と今後の配当について考えてみました。

山陽特殊製鋼の配当金狙い総合判定結果

配当狙いとしての山陽特殊製鋼株:★★★☆☆

年間配当利回りは高め、配当性向も問題ないです。しかし、配当推移を見ると業績連動感があるので、長期の安定配当狙いとしては慎重に確認していきたいですね。

では詳しく見ていきましょう!

山陽特殊製鋼の株価と財務の情報を確認

まずは株価と財務状況の確認ですね。長期保有が前提とはいえ、まずは現状をしっかり把握していきます。

山陽特殊製鋼の株価指標

株価:2,926円

PER:11.4倍

PBR:0.73倍

時価総額:1,595億円

注:2023年9月5日のデータ

山陽特殊製鋼の配当利回りと配当性向を確認

山陽特殊製鋼の年間配当金は100円予定、株価は2,926円なので年間配当利回りは約3.4%です。

予想配当性向は約39%です。配当利回りは高め、予想配当性向も大きくは問題ないですね。

山陽特殊製鋼の財務データ

自己資本比率:53.3%

ROE:9.5%

ROA:5.1%

財務状況は問題ないですね。

山陽特殊製鋼(5481)とは

山陽特殊製鋼株式会社は、鉄鋼メーカー(特殊鋼メーカー)です。日本製鉄グループの企業です。

参照:山陽特殊製鋼|Wikipedia

山陽特殊製鋼の配当金について確認

山陽特殊製鋼の過去10年分の配当金推移を確認

過去10年分の山陽特殊製鋼の配当金がどうなっているのか確認していきます。

2020年3月期に大きく減配、2021年3月期は無配も2022年3月期は大きく増配していますね。長期の安定配当狙いと考えた場合、大きく配当が動いているのは警戒したい感じですね。

山陽特殊製鋼の配当方針について

山陽特殊製鋼の配当方針は「のれん償却費を除く1株当たり当期純利益に配当性向30%程度を乗じた金額を配当額」としています。

これまでの配当を見ても業績に連動する印象を受けますね。

参照:中長期経営計画|山陽特殊製鋼

山陽特殊製鋼の配当権利日と支払い時期はいつ?

山陽特殊製鋼は年2回 (中間・期末) の配当を実施してます。3月末が決算ですね

中間配当の権利日:9月末
中間配当の支払日:12月頃

期末配当の権利日:3月末
期末配当の支払日:6月頃

山陽特殊製鋼の利益と株価チャートの動きを確認

営業利益と当期純利益の推移グラフ

山陽特殊製鋼過去10年の営業利益と当期純利益をグラフにしてみました。

2020年3月期、2021年3月期は赤字でしたが、2022年3月期は大きく利益が回復していますね。今後どうなるかをしっかり見ていきたいですね。

株価チャートの動きを確認

山陽特殊製鋼10年間の株価チャートの動きです。

参照:SBI証券 山陽特殊製鋼株価チャートより

株価3,000円あたりは高い位置ですね。ここ数年で見ると株価が上昇しているので買い場は過ぎたと見るか、まだまだ伸びると見るか難しいですね。利回り的には狙えそうですが、業績に連動する配当なので慎重に狙いたいですね。

株主優待制度について

山陽特殊製鋼の株主優待はカレンダー、工場見学、地域特産品ですね。

地域特産品は良さそうですが、1年以上かつ1,000株以上保有が対象なので少しハードルが高い印象ですね。

参照:株主優待について|山陽特殊製鋼

注:長期保有の配当金狙い投資としてのあくまでも個人的な感想です。投資の判断はくれぐれも個人の判断でお願いします