サンゲツ(8130)の配当金診断。安定推移で高利回りだが不安材料もあり

勝手に配当金診断!

今回はインテリア商品を扱う専門商社のサンゲツ(8130)の配当金の推移と今後の配当について考えてみました。

サンゲツの配当金狙い総合判定結果

配当狙いとしてのサンゲツ株:★★★☆☆

年間配当利回りは高く、配当推移も安定しています。しかし、配当性向が高い点や利益にバラツキがある点は慎重に見ていきたいです。

では詳しく見ていきましょう!

サンゲツの株価と財務の情報を確認

まずは株価と財務状況の確認していきます。長期保有が前提とはいえ、現状もしっかり把握していきます。

サンゲツの株価指標を確認

株価:2,581円

PER:13.8倍

PBR:1.45倍

時価総額:1,528億円

注:2024年8月5日のデータ

サンゲツの配当利回りと配当性向を確認

サンゲツの年間配当金は150円予定、株価は2,581円なので予想年間配当利回りは約5.8%です。

予想配当性向は約80%です。配当利回りは高いですが、予想配当性向も高いですね。

サンゲツの財務データ

自己資本比率:61.9%

ROE:13.6%

ROA:8.5%

株価指標に割高感はないですね、自己資本比率は問題ないですね。

サンゲツ(8130)とは

サンゲツはインテリア用品を扱う専門商社です。カーテン、壁紙、床材などを扱い、インテリア業界の最大手です。

参照:サンゲツ|Wikipedia

サンゲツの配当金について確認

サンゲツの過去10年分の配当金推移を確認

過去10年分のサンゲツの配当金がどうなっているのか確認していきます。

緩やかに配当金が増えていましたが、2022年3月期、2023年3月期に大きく増え、2024年3月期も大きく増えていますね。今後は配当が安定するのなら長期の配当狙いをしたいですね。

サンゲツの配当方針について

サンゲツの配当方針は「中期経営計画(2023-2025)において、1株当たり年間配当金は130円を下限に、安定的な増配を目指す」としています。

配当方針やこれまでの配当推移をみると安定配当に気を付けている印象が強いですね。とはいえ、予想配当性向が高いので、注意したい感じもありますね。

参照:株主還元|サンゲツ

サンゲツの配当権利日と支払い時期はいつ?

サンゲツは年2回 (中間・期末) の配当を実施してます。3月末が決算ですね

中間配当の権利日:9月末
中間配当の支払日:12月頃

期末配当の権利日:3月末
期末配当の支払日:6月頃

サンゲツの利益と株価チャートの動きを確認

営業利益と当期純利益の推移グラフ

サンゲツ過去10年の営業利益と当期純利益をグラフにしてみました。

利益は結構ばらつきがありますね。2020年3月期、2022年3月期は特別損失計上の影響で純利益が大きく減っていますね。2023年3月期は大きく利益が増えていますね。

株価チャートの動きを確認

サンゲツ10年間の株価チャートの動きです。

株価2,600円あたりは高めの位置ですね。配当利回り的には十分狙えますが、利益推移や配当性向を考えると慎重に行きたいですね。

注:長期保有の配当金狙い投資としてのあくまでも個人的な感想です。投資の判断はくれぐれも個人の判断でお願いします